中古マンションを購入するシニア世代にとって、老後の不安はつきものでしょう。その不安を少しでも軽減するためには、計画性が大切になります。夫婦で過ごしやすい間取りだったり、安心して生活できる設備だったり、条件を決めた上で予算に合った中古マンションを探すと良いでしょう。また、生活に見合った予算を決めることも重要となります。

シニア世代の中古マンション選び

夫婦

マンションの購入は今も昔も30代が中心となりますが、近年は中古マンションを購入する定年を控えたシニア世代が増えている傾向にあります。シニア世代になると若い頃とは違い、老後に適した環境を選ぶ必要があります。生活に便利な環境だったり、予算に合わせた物件選びだったり、条件に合った物件を選ぶことが大切でしょう。中古マンションを購入する上でおさえておきたいポイントを紹介します。

「安心」や「安全」を軸に考えて選ぶ

シニア世代がマンションを購入する上で、優先順位を決めることは大切な作業です。マンションに求める設備だったり、周辺環境だったり、人によって求める優先順位は異なってくるでしょう。最近はシニア世代に向けてバリアフリー化されている物件も多いですし、夫婦が住みやすい間取りが確保されている物件もあります。また、中古のマンションを購入する際は、毎月の出費を把握することが大切です。中古マンションでもローンで支払う人が多いので、毎月の出費をシミュレーションする必要があるでしょう。老後はお金が必要となるので、安心して暮らすためにも、ローンにかかる費用は計画的に計算するようにしましょう。

間取り

夫婦水入らずの間取りの理想は「1LDK+2DEN」

子供が家から巣立ち、第二の人生を送るため中古マンションの購入を検討している夫婦には、コンパクトな間取りが適しています。そこで今注目されている間取りが1LDK+2DENです。DENは住宅用語のひとつで、私室を意味しています。夫婦といえども互いのプライバシーを尊重することは大切ですし、一人になれる空間で過ごしたい気分の時もあるでしょう。DENがあれば夫婦それぞれの私室を持つこができ、お互いにとって良い距離感を保つことができます。また、リビングルームでは一緒に食事をしたり、テレビを観たりできますし、子供や孫が訪れた時など、ゲスト用として使用できるメリットがあります。広すぎる間取りよりも、1LDK+2DENの間取りを選ぶ方が、夫婦円満の秘訣と言えるのではないでしょうか。

最新の平均価格をチェック~杉並区~

マンションの相場は築年数や間取りによって変わります。それでは、杉並区の相場について確認してみましょう。

築年数1LDK ~ 2DK2LDK ~ 3DK
新築(参考値)5190万円5240万円
5年以内3480万円5600万円
8年以内4430万円4730万円
10年以内4380万円4530万円
15年以内4210万円5280万円
20年以内3090万円4330万円

出典:2016年7月杉並区の相場情報(@nifty不動産)

老後の生活を考えた資金計画が大切

中古マンションの購入資金を確保するためには、住んでいた自宅を売却する方法が一般的ですが、老後の暮らしを考えて一部の資金を残し、残りの資金を頭金に充てるのが主流となっています。やはり、老後の生活を安心して過ごすにはお金が必要となります。お金に余裕のある人は中古マンションを一括で購入するケースもありますが、一般的にはローンを利用して毎月返済していく人が多いでしょう。ですが、年齢が高くなればなるほどローンの審査は厳しくなる傾向にありますし、審査に通った場合でも返済期間が短めに設定されるケースが多いのです。そのため、定年後、少しでも余裕のある暮らしをするためには、返済にかかるコストを削減する必要があります。自宅の売却資金や退職金を計算した上で、資金計画を立てることが重要となります。

老後のことを考えてシニア世帯の生活援助を活用

パソコンを見ている夫婦

杉並区ではシニア世代が快適に生活できるように、様々な生活援助の取り組みが行なわれています。自治体の生活援助のサービスを活用することで、より生活しやすい環境を整えることができるでしょう。杉並区への引っ越しを検討している人は、どのようなサービスがあるのかをチェックしましょう。ここでは代表的な生活援助サービスについて紹介します。

高齢者住宅改修給付事業

高齢になると生活しやすいように家の改修が必要となりますが、杉並区には家に手すりを取り付けたり、和式のトイレを洋式に変更したりといった、住宅の改修工事費用を給付してもらえる制度があります。対象者は65歳以上となり、介護保険で非該当と認定された人に限ります。また、高齢になると身体に影響が出る人もいますが、その中でも給付が必要な人が対象となっています。申請日から半年以内に、これらの条件に当てはまる人は高齢者住宅改修給付事業のサービスを利用することが可能です。

緊急ショートステイ

家族の介護をしたくても、突然の病気や入院で介護ができない時もあるでしょう。そのような場合に、区の委託施設を利用して一時的に家族の介護を依頼することができます。要介護1以上と介護保険で認定されており、なおかつ介護保険が提供しているショートステイのサービスが利用できない人が対象となっています。また、病気や入院の他に、葬儀が理由で介護ができない場合も対象となっていますが、結婚式や法事は対象外となっています。

介護用品の支給

介護にはいろいろな介護用品が必要となりますが、その中でもおむつは毎日利用するものなので家計の負担になることもあるでしょう。杉並区には、おむつの代金、もしくは介護用品(上限7,000円分/月)の配送(支給)の助成が受けられる制度があります。要介護3以上と介護保険で認定されており、おむつが必要な人が対象となります。また、通常は要介護1や2と認定されている人は対象外となりますが、医師からの判断により身体状況確認書が証明できる場合は、介護用品の支給サービスを利用することが可能です。